「なんで失敗ばかりしちゃうんだろう…この仕事向いてないのかな。」
「失敗ばかりしている自分はダメな人間なんだ・・」
仕事で失敗が続くとついついこんな風に思ってしまいますよね。
でも大丈夫、誰だって失敗はたくさんしているんです。
私も今までたくさん失敗してきたからこそ、たくさん学ぶことができました。
大事なのは失敗から学び、同じ失敗を繰り返さないようにすること。
失敗してしまったあとの行動を変えれば、あなたは失敗しないどころかみるみる成長できます。
今回は私が実際にやってきた失敗のカバー方法や、失敗を起こしにくくする方法について紹介します。
失敗を繰り返す最大の原因は、”気をつける”を改善案にしていること
失敗してしまったとき「今回はついてなかったな…。よし次は注意深くやるぞ!!」と終わりにしてないでしょうか?
これです、何度も同じような失敗をする人の大半がこう考えてます。
でも残念ながら注意するとか、気をつけるという対処法でミスがなくなった人を私は見たことがないですし、99%無理だと思ってます。
だって失敗したときも失敗してやる!って思って仕事してる人なんていないですよね。
できる限りのことした結果、失敗してしまったわけで、それ以上何を気をつけるのか。
行動ベースで原因と対策を考え仕組みを作ろう
ミスをしたら、あなたの行動ベースで下記3つを具体的に考えましょう。
- なぜミスしてしまったのか
- どういう行動フローにしたらそのミスが無くせそうか
- その行動フローを仕組み化する方法はないか
イメージしやすいように一例をあげます。
【失敗】
上司に●日までにやっておいてねと言われた仕事をまるっと忘れて、指摘されてしまった。
【原因】
これはうっかり忘れていたのが原因です。が、人間忘れるのは当たり前。なぜ忘れてしまったのかもう1歩深掘りましょう。
- やることを頭の中だけで記憶・整理している
- メモはしているが見返していない
- 自分でもう一度探さないと忘れていることに気づけない
などやるべきことを忘れてしまう、思い出せない管理体制にしていることが根本原因です。
【対処法】
原因となっている行動が明確になったら、次はそれを防ぐ行動を考えるだけです。
・やることを頭の中だけで記憶・整理している
→これなら、まずはメモをすることが第一ですね。
・メモはしているが見返していないor自分でもう一度探さないと忘れていることに気づけない
→これならカレンダーに入れて、3日前・前日などに通知が飛んでくるようにするのがいいでしょう。
ちなみに、”定期的にメモを見返す”といった自分の意識がないとできないような改善策はNGです。
忘れてしまったら同じことの繰りかえしなのでおすすめしません。
自分が忘れていても気づけるよう、通知がくるようにするなどといった方法を考えましょう。
【対策を仕組み化するには?】
この例の場合であれば通知がくるようなタスク管理ツールやカレンダーアプリなどをPCやスマホに入れるのがいいでしょう。iPhoneのカレンダーやGoogleカレンダーを活用すればOKです。
どんな失敗をしてしまったときも、このように行動ベースでの原因と対策を考えることが超大切。
怒られない方法より、失敗しない仕組みを考えることがあなた自身の成長になります。
失敗を繰り返す人がやりがちなこと4つ
仕事の数だけ失敗はあるので一概には言えませんが、下記に当てはまる人は失敗しやすい環境を自ら作り出している可能性が高いので注意です。
忙しさから頭の中が整理できていないまま手を動かす
大抵の人間は一度に処理できる情報は1つです。
左脳でメールの返信を考えながら、右脳で企画を考えられないですよね。
忙しい人にありがちですが、頭の中が「あれもこれもやらなきゃ…やばい( T_T)」
となっていると目の前の仕事に対しての注意力は落ちます。=失敗しやすくなりますし、1つ1つの仕事の質が落ちます。(私もこれでした)
でもこれ、どうせ同時に2つの仕事を仕上げることは不可能なのでめちゃくちゃ無駄というか、もったいないです。
では、なぜ頭の中がやばいで溢れるかというと「あれもこれもやらないといけないけど、終わるのか?やばい不安。」というゴールが見えない状況からくる不安が大半です。
つまりゴールが見えていれば安心して目の前の仕事に集中できます。
とりあえず思いついた仕事からやるのではなく、抱えている仕事を書き出す→全てに期限を儲ける。
この2ステップを必ず入れましょう。
すると、いつでも「今はこれを何時までにやればOK♪」というような意識で働けるようになるので目の前の仕事へ集中でき、失敗も起きにくくできます。
アナログな仕事方法を好む
- 付箋や手書きのメモでタスクを管理
- スケジュールも手帳だけで管理
- 大切な書類を手元で保管
- 関数を使わずに計算や入力を行う
など、この時代便利なツールやアプリ、関数がごろごろ転がっているのになぜかアナログなやり方を好む人も私は失敗を起こしやすいと思っています。
付箋が剥がれて転がってしまったら?手帳を家に忘れたら?電卓を打ち間違えたら?
基本的に人間の手が加われば加わるほど、仕事のミスは増えやすくなるのでアナログな管理はできるだけ避けましょう。
エクセルも簡単な関数ならGoogleで調べれば1分で使えます。
100%理解していないのに、自分の勝手な判断で仕事を進める
上司が求めていること100%理解してから手を動かしていますか?
質問したら迷惑かなとか、面倒臭いなと思って「多分こうだろう」と仕事を進めるのもNG。
どんなに質の高いアウトプットをしても、求められていないものを作っては失敗です。
ハンバーグを食べたいと言っている人に、ハンバーガーを作っているようなもの。
そんな上司との認識の齟齬を防ぐためにも、作業に入る前に自分がやることを整理し、わからないところは明確になるまで質問のうえ相違がないか確認をしましょう。
ハンバーグが食べたいと言われた場合でも、それだけで作業に取り掛かるにはまだ不明確な要素が多いです。
- 牛100%がいいですか?合挽きがいいですか?
- 味はおろしポン酢、和風、デミグラスどれがいいですか?
- 焼き加減は?
などなど。
求められているものを性格に把握することで、あなたのやるべきことは明確になり、無駄な作業もなくせます。
電話でのやりとりをそのままにする
電話で大切な仕事についてやりとりし、その後議事録などを残していない人、これ本当にやめましょう。
電話は言った言わない論争という、この世で1番無駄な議論を生み出します。
IT化が進んでいるとは言え、未だにメールやチャットよりも電話連絡を好む人は多いです。
(特にメールやチャット文化のない中年層はこの傾向が強い印象…。)
営業などクライアントワークの方など、お客さんが電話を好む場合は電話でのやりとりが多くなるかもしれませんが、通話後に必ず認識の相違がないか議事録を送り確認をとるようにしていきましょう。
失敗ばかりの自分を変えるなら、思考と行動あるのみ
繰り返しになりますが、失敗をしてしまうのは仕方がありません。
大切なのは同じ失敗を繰り返さない仕組みを自分で思考し作ることです。
失敗と向き合うのは億劫ですし嫌なことかもしれませんが、これができるかできないかだけであなたの成長率は大きく変わります。
今回書いたことを実践して、失敗ばかりの日々から抜け出しましょう。
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